倍率1(2007/02/26)

最初のテーマです。

  1. A君はさつまあげを12個持っています。Bさんは3個持っています。A君のさつまあげはBさんの何倍でしょうか?

このお話で「何倍」とはなんなのかを検討しましょう。ここで「AはBの何倍か」とは、「Bが何単位集まるとAと同じになるか」という意味になります。また「AはBの何単位分か」とも同じ意味です。一番わかりやすい意味でとらえて下さい。

さて、ここで「単位」というわかりにくい言葉が出てきました。

  1. AはBの何倍か

というテーマにおいてはBを「1単位」と考えます。「単位」がわかりにくいときは「まとまり」「袋」「ケース」「基準」のように「1パック」としてとらえます。

具体的にいうと「Bさんは3つ持っているのでわかりやすくその3つを1ケース、1袋とする」と考えれば良いのです。

するとこのテーマは以下のように話を置き変える事が出来ます。

  1. 3個を1ケースとする。A君は12個さつまあげをもっているが、何ケース分と言えるか

とします。出たケース数が「○倍」という事になります。こうすると、「AはBの何倍か」というテーマは「Aを単位B」で割れば良いという事が明確になります。答えは

  1. 12÷3=4

12個は3個入りのケースが4つ分であると言えるのです。つまり「4倍」が答えになります。

(倍率2へ続く)